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未経験から自社開発系企業にエンジニアとして就職するためのTips

最近、未経験から自社サービスを開発している会社に就職を希望するエンジニアが増えてきました。 僕の友人も一年前にエンジニアを志望していて勉強していましたが、どう勉強すればいいか、どういった会社に就職すれば悩んでいたので一年間アドバイスに乗ったりサポートをしたりしました。 その結果無事にモダンな自社開発系企業にエンジニアとして就職することができました。

このようにエンジニアの友人がいればある程度道筋が見えますが何もツテなどがない場合、勉強が続かず挫折してしまう人やオンライン学習サービスであるProgateを卒業後、何を勉強していいかわからなくなってしまう人は多いのではないかと僕は推測しています。 ちょっとでもそういった方々の助けになればと思い今回この記事を書かせていただきました。

ただ勉強しているだけでは転職できない

もし当時僕が、ただ机上の勉強しているだけで何もアウトプットを残していなければ、確実に転職に成功することはできなかったと思います。 アウトプットがないとその人を評価することができないため採用担当者も何をどう判断してその人を採用していいかわかりません。 なるべくわかりやすいアウトプットを残す必要があります。 では、どういったアウトプットが良いでしょうか? 僕は以下の2つをお勧めします。

  • 技術ブログを書く
  • OSS活動をする

技術ブログを書く

まず簡単に始められることとして技術ブログを書きましょう!

Next.jsGatsbyなどでブログを作ってみると自分のスキルをそれだけでアピールできるのでおすすめです!

どんな記事を書くか

以下の技術共有サイトを見て現役エンジニアの人たちがどういった記事を投稿しているか研究しましょう。

https://zenn.dev/

基本的なHTML, CSSのことを記事にしてもいいですがあまり強そうに見えません。また、WordPressに関する記事はWeb制作系の企業に就職したいわけではなく、自社開発系のIT企業に就職したい場合は避けましょう。

2021年現時点では以下のような技術を勉強して発信するとポイントが高いです

  • Goに関すること
  • Rustに関すること
  • TypeScriptに関すること
  • AWSに関すること
  • GCPに関すること
  • ReactやVueなどのフロントエンドで使うライブラリに関すること

OSS活動をする

正直僕が転職活動に苦労しなかったのはOSS活動のおかげだと考えています。これがなければ自分の技術を証明するのが本当に難しかったと思います。

そもそもOSS活動が何かというと自分が書いているコードやソフトウェアを世間に公開して、自由に使ってもらえるようにする活動のことです。

以下は僕がOSS活動の中で公開してきたソースコードの例です。

ソースコードは全てGitHubに公開しているのですが、ポイントなのが一つ一つのOSSに対してついているスター数が多いということです。

スター数が多いと、プレゼンスが増え使ってくれるユーザー数も増えるのでその分コードに対するフィードバックももらえ自身の成長にもつながります。

GitHubでスター数をどうやって稼ぐかについてはまた別途記事を書きたいと思っています。

OSSのネタ

既にあるライブラリをもう一度作ってみるような車輪の再発明で全然大丈夫です。強いていうなら、既にあるライブラリをもう少し使いやすいようにするにはどうしたらいいか考えそれをソースコードに落とし込んでみるのがいいと思います。 例えば、フロントエンドのライブラリであるReactであれば、Reactで普段使っているUIライブラリで使いづらい点を探しそれを克服したライブラリを作ってみるのがいいでしょう。

発信する

OSSを公開したり技術ブログを書いたあとは必ず自分がやったことをTwitterなどで発信しましょう。 Twitterで発信することでさらに自分の成果物を見てもらえるチャンスが増えます。

またTwitter以外でも自分のアウトプットを宣伝できる媒体はいくつかあります。 OSSに関する発信は、https://www.producthunt.com/ などに投稿するのがいいでしょう。 JavaScriptに関係することならJavaScript系のニュースサイトである https://echojs.com/ などに投稿するのもいいでしょう。

作ったソースコードを見てもらえる場所はネット上で色々あるので自分で検索して他にも投稿してみましょう。

勉強会に参加しエンジニアの知り合いを増やす

また、勉強会に参加し、エンジニアの知り合いを増やすのも大事です。IT系の勉強会はエンジニアが技術について発表したり、参加者みんなでもくもく何かを作ったりといろんな形式のものがあります。 また勉強会ではエンジニア同士が交流できる懇親会が用意されていることが多いです。それには参加した方がいいです。そこでエンジニアの知り合いや友人を増やしましょう。 ある程度技術があればその知り合いから声がかかり転職できるケースもあります。

そのためにも以下のようなサイトに目を光らせておいて自分が興味のあるジャンルの勉強会にまずは参加してみることをお勧めします。

エンジニア系の転職サイトに登録する

技術ブログやOSSなどを通して自身のアウトプットを増やしたら次はエンジニア系の転職サイトに登録しましょう。 大学卒業前の就活生が使っているような就職サイトではなく、エンジニアに特化した転職サイトに登録するのがいいでしょう。 この時点で既にアウトプットを残しておけば、これらのサイトに登録しておくだけで自然に面接につながっていくはずです。

この中で僕がお世話になったのが、Findy です。Findyでは自身のGitHubでのOSS活動がスコア化されて表示されます。

僕はこのスコアが上がればモチベーションにもつながったのでよりOSS活動を頑張ろうと思いました!

この転職サイトに登録している企業さんもGitHubのスコアを見ているので、やはりOSS活動は頑張っておくのが吉です。

あとはこちらもしくは企業の採用担当者からお互いをいいねしあうとマッチングが成立し、Findy内でお互いにメッセージを送れるようになります。 このメッセージを通して面談日程を決めて転職を決めちゃいましょう

断っておきますが僕はFindyの回し者ではありません。

転職成功後

ここまで、転職を成功させる方法をご紹介しましたが、転職がゴールではありません。転職先にはしっかり実務や技術にキャッチアップしてエンジニアとしてのスキルを高めましょう。 また、多忙になるとついさぼりがちになりますが、技術ブログやOSS活動は継続しましょう。 僕の経験則になりますが、続けていればその活動のおかげで更なるチャンスが舞い込んでくることがあります。

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